DICエステートが
埼玉県立大宮北特別支援学校さいたま西分校に向けて保護者見学会を開催

“小さな達成を繰り返して成長を促す”DICエステートの実習を紹介

集配業務の実習の様子その1
集配業務の実習の様子その2
集配業務の実習の様子

2023年6月28日、DICエステートは、埼玉県立大宮北特別支援学校さいたま西分校の保護者10名・教諭2名の12名へ保護者見学会を開催。

会社概要の説明やインターンシップで行う実習内容などを紹介し、本社サポートセンターの集配業務およびカフェ業務の見学を行いました。

本社12階カフェ業務見学の様子その1
本社12階カフェ業務見学の様子その2
本社12階カフェ業務見学の様子
馬場庸子社長
馬場庸子社長

見学会に先立ち、馬場庸子社長は「DICグループは、“彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものにーColor & Comfortー”を経営ビジョンに掲げております。世界63の国と地域での事業展開を行い、ダイバーシティ&インクルージョンを推進し、一人ひとりの特性を活かして、個々の能力を最大限に活かせる職場環境づくりに取り組んでいます。


DICエステートでは、社員それぞれが自ら目標を設定し、目標に向かってチャレンジをしています。一歩一歩課題を達成することで、成長実感が得られるように人事・給与制度を整え、社員が生き生きと長く働ける職場を、社員と共に作っているところです」と述べられました。

吉田さんの説明
吉田さんの説明
会場の様子
会場の様子

会社紹介や実習概要については、業務サポート部の吉田浩士さんが行い、実習方法として、指導者役を障がいを持つ2年目以降の先輩社員が行うことや、一連の業務作業を細分化し、一つの工程が出来るようになったら次のステップへ進むスモールステップ制を紹介しました。実習生は、基本の方法に加え、効率化や安全性、正確性をさらに上げる工夫などを提案し、指導者役の先輩のサポートを受けながら実際に行い、今までのやり方と比べてどうだったか等の検証を行います。


古田昌作部長は「我々の実習では、言われたことだけをやってもらうことはありません。失敗を恐れずに、チャレンジしてもらって、何か一つでもご自身の努力の成果を持って帰って頂きたいと考えています。実習中は何度も壁にぶつかりますが、なぜできなかったのか、どうしたらうまくいくのかを一緒に考えていきます。現在、カフェ業務ではDICライフテック社とのコラボレーション企画において、社員のアイデアで新メニュー”青いレモンスカッシュ”の開発も行いました。自らの提案や工夫が会社に貢献する、やりがいを大切にしています」と話されました。

質疑応答の様子その1
質疑応答の様子その2

質疑応答では、保護者から「採用は、毎年何名くらいなのか、減員した分の補充なのか、計画的に採用しているのか?」、「支援学校卒業生の定着率は?」、「障がい起因の通院に対する休暇制度は?」など活発な質問が寄せられました。


また、進路指導部の先生からは、「スモールステップ制だけでなく、失敗や挫折を学びの機会と捉え、成長につなげる取り組みが、保護者の方の安心や励ましにつながったのではないかと思います。また、生徒が今後、自立して生きていくために必要な生活支援のサポートの知識の重要さや、1人暮らし、障がい年金の話にも触れて頂き、会社から家庭へのお願いとして伝えてくださったことは、他の企業ではなかったため学校としても非常にありがたかったです」と感謝の声をいただきました。


DICエステートでは、特別支援学校に向けて年間を通して見学会やインターンシップの受け入れを行っています。これらを通じ、さままざな企業を知るきっかけの提供と等身大のDICグループを伝え、理解を深めた上で進路先として検討をいただく機会としています。